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伴走支援者とオンラインでの情報発信量を増やしたことで新しい仲間に出会えた【エバーラスティング・ネイチャー様│マンスリーファンディング事例】

~今回の成功要因~
・メルマガとTwitterで情報発信、DMでの拡散依頼
・今までの活動を着実に進めてきた
・想いがきちんと伝わった活動報告

Syncableには弊社ファンドレイザーによる、マンスリーファンディングやクラウドファンディング、サポートファンディングといった寄付キャンペーンの伴走支援サービスがございます。寄付キャンペーンの立ち上げ準備から公開、キャンペーン期間中により多くの支援者を集めるために、各団体様をサポートさせていただいております。

今回インタビューをさせていただいたのは、認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャーの皆さんです。インドネシアで活動しているタイマイ保全事業の継続資金を募るマンスリーファンディングを行った際に、伴走支援を活用していただきました。

【認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー概要】
ウミガメ種を絶滅させないことを絶対条件に、
生物だけでなく生物と関わりのある人間の営みをも持続できる世界を
目指し活動している。
今回マンスリーファンディングを立ち上げた目的である
インドネシアでの活動のほか、関東、小笠原諸島でも活動を行っている。

Syncableキャンペーンページより転載

期間:2022年8月8日(月)~9月9日(金)
支援者数:111人/100人

達成金額:116,340円

インタビューを受けていただいたのは、横浜事務所スタッフの井ノ口様と、北山様です。

伴走担当者の吉田(左上)、インタビュアーの武藤(右上)、
エバーラスティング・ネイチャー横浜事務所スタッフの井ノ口様(左下)、北山様(右下)

―今回のマンスリーファンディングの目的を教えてください

Syncableキャンペーンページより転載

井ノ口:今回のマンスリーファンディングで集まった資金は、インドネシアのタイマイという種類のウミガメ保全事業のみに活用する予定です。この活動は1999年に団体が設立される前の、1995年から行っています。私たちはインドネシアの他に、小笠原諸島での活動と関東でも活動を行っています。

 小笠原諸島の活動は、観光客もたくさん足を運んでくださったりウミガメの現状を周知するプログラムがあるため、資金も集まりやすいです。一方で、関東及びインドネシアでの活動に向けた資金はなかなか集まらず、運営が困難となっている現状です。継続的な支援が必要だということもあり、今回は単発開催のクラウドファンディングではなく、マンスリーファンディングの開催をしました。

Syncableキャンペーンページより転載

―マンスリーファンディングの開始前の印象と、終了した際の感想を教えてください

目標達成は難しそうと思っていたが、最終的に仲間がたくさん増えてうれしかった

北山:開始前は、目標達成をすることは難しいのではないかなと思っていました。個人的に、今までも寄付をしてくださっていた方に継続寄付のお願いをSNSを通してしていたのですが、集まりが良いとは言えませんでした。目標金額に関しても人数に関しても、大きな不安はありました。
 終了後は率直に言って、よく集まったと驚いたと同時に、集まって良かったという安心がありました。

井ノ口:私も北山さんとほとんど同じ気持ちです。キャンペーンを始める前から、サポーターが欲しいなと思っていましたが、今回100人という支援者数を目標にして、本当に集まるとは思っておらず、半信半疑の中始めました。

 いざ終了してみると、目標人数を大きく超えていて、すごくうれしかったです。クラウドファンディングとは違い、継続的な支援をいただけるので長期的な資金として見込めることや、支援者さん一人ひとりが財産となるのでありがたいなと思っています。また、これだけの支援者さんがいるということが自信にもなっていて、今後もまだまだ集められるのではないかという希望が持てました。

―終了3日前から支援者数の増加があったと聞きましたが、どのような施策があったのでしょうか

成功要因①:メルマガやTwitterで拡散依頼、そこから寄付に繋がった

井ノ口:終了前3日間、メールマガジンを送ったのが1つ成功のきっかけになったと思います。このメールマガジンは、元々の支援者さんだけではなく、単に私たちの活動に興味をもってくださって登録してくださっている方や、ネットショップや物販を利用してくれた方などが登録しています。普段は3か月に1回くらいの配信なのですが、今回のマンスリーファンディングの際はかなり送りました。一回の配信だと受信しても見落としてしまう可能性がありますが、何回も送ったことで、多くのメルマガ登録者にこのキャンペーンのことを知っていただけたのかなと思います。

 あとは、Twitterのダイレクトメッセージ(DM)で拡散のお願いをしたことが大きかったと感じます。ここは、団体のリソースが足りなかったため、伴走支援者の吉田さんに手伝っていただきました。

吉田(伴走支援者):全部で120人くらいに送ったと思います。キャンペーン期間中に、キャンペーン関連のツイートを毎日発信していました。最初はそれらの投稿にいいねやRTといった反応をしてくださっている方に送り、その後フォロワーさんを中心にメッセージを送りました。この時、寄付の依頼をするのではなく、「あと〇人で目標人数に達成するので、ツイートの拡散をお願いします」と、拡散の協力を依頼する形にしました。SNSとはいえ、直接寄付を依頼するのはかなりハードルの高いことなので。これをキャンペーン終了日の前日から終了日の午前中まで行いました。

井ノ口:拡散依頼であるのにもかかわらず、10人ほどの方から寄付をしたとの報告メッセージを頂きました。直接ご連絡をいただいていなくても、他にもTwitter経由で寄付をしてくださった方がいるかもしれません。あとは、拡散してくださった方のフォロワーさんが寄付をしてくださったこともありました。吉田さんにお手伝いしていただいたおかげですごく助かりました。DMでのお願いの仕方も教えていただいたので、今後も活用していこうと思っています。一対一のチャット形式なのでかなり大変でしたが、そこからの寄付があったことから、多くの効果を期待できるんだなと知ることが出来ました。

 成功要因②:終了日前日のライブ配信によって多くの人に見てもらえた

井ノ口:終了日の前日にはライブ配信を行いました。配信後のアーカイブ動画の視聴も含めて110人以上の方が視聴してくださったので、こちらも成功要因になったと思います。ライブ配信は今までやったことが無かったのですが、吉田さんに丁寧にやり方を教えていただいたことで多くの人に見ていただく機会を作ることが出来ました。

 寄付の流入元の分析結果によると、メールマガジンを見て寄付をしてくださった方や、Twitterを介して寄付をしてくださった方が多くいらっしゃいました。一方で、キャンペーン以前の繋がり(イベントへの参加や単発のご寄付など)がない、本当にはじめましての方からの寄付が54名もいらっしゃったんです。おそらくライブ配信や、Twitterなどでキャンペーンを見かけていただいた方が寄付をしてくださったんだと思います。これがとてもうれしくて、今までリーチすることが出来なかった層にも活動を届けることが出来て、応援してくださる方と繋がることが出来たなと思います。

ライブ配信動画はこちら

【キャンペーン開始3日目】

 【キャンペーン終了前日】

地道な活動で得た信頼が、今回の結果に繋がった

井ノ口:今までの傾向として、支援をしてくださっている方が支援額を増やしてくださることがあります。新しい仲間が増えたことで、活動資金の安定化がより期待できそうでとても安心しています。

吉田:団体さん自体を見た時に、30年近く長く地道に活動していることや、その間に成果を出し、その情報をホームページで公開していることが今回の支援者数に繋がったのではないかなと思います。私自身、毎回の活動報告におけるクオリティの高さにびっくりしていました。きちんと団体さんの想いや活動が、見てくれている人たちにきちんと伝わったんだなと感じています。

―今後の活動としてはどのようなことを考えていますか

井ノ口:インドネシアでの保全活動が、自立した形で進められていくことを支えていきたいと思っています。もちろん、絶滅危惧種は継続的に保全をしていかないと守ることが出来ません。タイマイを始めとした自然環境を守っていくためにも、普及啓発活動や、人材育成にも力を入れていきたいと考えています。

Syncableキャンペーンページより転載

―今回の伴走支援の感想を教えてください

キャンペーン運営のサポートも助かったが、ノウハウを得ることが出来た

北山:伴走支援がなかったら、今回の目標人数は達成できていなかったと思います。こちらの業務が忙しく、Twitterでのダイレクトメッセージを送る手が回らなかった際にサポートしていただけたのがとてもありがたかったです。また、やったことのなかったライブ配信に関するノウハウを教えていただいたこともすごく良かったです。マンスリーファンディングは一区切りしましたが、今後の広報活動において有意義に活動できるなと感じています。

井ノ口:本当に伴走支援があってよかったと思いました。人手が少なくて、サポートしていただけたことですごく助かりました。情報の収集の仕方や活動報告を毎日投稿することなど、ファンドレイジングの進め方もすごく参考になりました。

 今後もまた、マンスリーファンディングを開催したいと思っています。目標人数を達成したとはいえ、保全活動の資金全部を賄うことは出来ません。そのため、もっとたくさんの仲間を増やしたいと考えています。その際はぜひまた、伴走支援を利用したいと考えています。それだけの価値があるなと今回利用して思いました。

伴走支援者からの声

この度はマンスリーサポーター111名の達成、誠におめでとうございます!これまでのウミガメ保全活動の実績や、最前線で取り組んでいらっしゃるからこそ見えている目の前の課題をキャンペーンページと日々の活動報告記事などを通して分かりやすく発信してくださいました。活動の蓄積や基盤がしっかりしているからこそ、キャンペーン期間中はより多くの人に団体様のウミガメ保全活動の様子やご寄付によって継続させたいインドネシアでの保全活動について知っていただけるよう広報・発信に重きをおいた寄付キャンペーンを展開していくことができたと感じております。

毎日のSNSでの広報やキャンペーン開始直後と終了直前のライブ配信など、目標達成に向けて最後までたくさんの施策をご一緒に動いていくことができ、とても心強かったです。ウミガメ保全活動は地道な取り組みの積み重ねであり、とても時間がかかるということを改めて学ばせていただくことができました。ウミガメの絶滅を防ぎ豊かな自然環境を取り戻し守り続けていくために、これからもサポーター様とともに活動を推進していただけるよう、今後とも心より応援しております!

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