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任意団体CATSWELCARE ネコ福祉協会様│マンスリーファンディング事例

Syncableには弊社ファンドレイザーによる、マンスリーファンディングやクラウドファンディングといった寄付キャンペーンの伴走支援サービスがございます。寄付キャンペーンの立ち上げ準備から公開、キャンペーン期間中により多くの支援者を集めるために、各団体様をサポートさせていただいております。

今回インタビューをさせていただいたのは、CATSWELCAREネコ福祉協会様です。
全てのねこに対して迅速な保護・医療、そして適切なマッチング譲渡を実現させるために、「ねこのしあわせを支える」マンスリーサポーターを集めるために、伴走支援を活用していただきました。

達成金額:毎月113,976円(年1,367,712円)
支援者数:81人

【任意団体CATSWELCAREネコ福祉協会 概要】
「ねこのしあわせのために。ひとのしあわせのために。」
というビジョンを掲げ、2019年10月より大阪で活動。
ねこを幸せにすることはもちろん、ねこと関わる人々も幸せになるよう、
ねこの保護と里親探し、そしてTNRおよび啓蒙活動を行っている。
『ねこ保護施設・ふれあいサロンキャッツウェルケア』も運営中

※TNR:Trap・Neuter・Returnの略語。野良猫を捕獲し、
不妊・去勢手術やワクチン接種等を行い元の場所に戻す活動

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今回お話しいただいたのは、代表の川越様です。

多くの支援者がいることを感じることができた

――マンスリーファンディングお疲れさまでした。キャンペーンを始めたときの印象と、終わった後の感想をおしえてください
川越:そうですね、私たちの団体はまだ規模も小さく歴史も浅いため、継続的に支援(寄付)してくださる方が集まるのかという点には当初不安がありました。しかし、実際始めてみるとたくさんの方が支援してくださり、自分たちが想像している以上に多くの方が団体のことを応援してくださっているのだと、身近に感じることができました。資金調達という大目的を達成したということももちろんですが、これだけたくさんの方が応援してくださっているのだということを実感できたことが、活動を継続する大きな力になりました。また、私たちの活動を見てくださっている方が寄付者の何倍もいるのだということも考えると、みなさんに応えていくために日頃から胸を張れる活動を続けていく責任があるなと改めて感じました。

――キャンペーンを始める際に、急遽広報チームが発足したと聞きました
川越:はい。最初にキャンペーンを始めるにあたって増田さん(Syncableファンドレイザー、団体様の伴走支援を担当)とお話をさせていただいた際に、目標を達成するためにしっかり準備を進めようと考えると、1人ではできないと思いました。また、非営利組織としてクラウドファンディングは避けて通れない道なので、ファンドレイジングのノウハウなどをスタッフやボランティアに伝えたいと考えました。プロのファンドレイザーが伴走支援をしてくれる非常にいい機会なので、興味のあるメンバーを募ったところ、本業がデザイナーの方と2人のボランティアの計3人のチームが発足しました。

――今回のキャンペーンは団体様のメンバー5名で行っていたようですが、どのように役割分担をしたのでしょうか
川越:活動報告の記事は広報チームのみなさんが書いてくれました。運営に関わる部分ではどうしても私が動かざるを得ませんでしたが、キャンペーンが開始されるとほとんどの作業を広報チームのみなさんメンバーが担当してくれたおかげでとても助かりました。

御礼・特典のサムネイル画像は、広報チームのデザイナーさんが作成

――活動報告にボランティアやスタッフさんの思いが綴られたものや、団体様の活動内容を説明したものなど、たくさんの記事がありました。どのような工夫があったのでしょうか。
川越:20名いるボランティアやスタッフに、ねこにまつわるお話や団体との関わりについて書いてもらいました。他にも、外部の人に応援メッセージを書いてもらえるようお願いをして記事を増やしていきました。結果的に、ネコたちのことだけでなく、CATS WELCAREという団体そのものや、一緒に頑張ってくださるメンバーのみなさんの人となりを発信することができ、そこに共感が生まれて寄付に至ったような印象も受けています。

――サポーターとなった寄付者81人は、ほとんどが知り合いの方なのでしょうか
川越:そうですね、半分くらいが私やメンバーの知り合いです。残りの半分は、サロンのお客さんや前回行ったクラウドファンディング以降フォロワーさんとして定期的に活動を見ていただいている方や、Amazonでねこの餌やおもちゃといった物品を購入買っていただいた方となります。

寄付をお願いする難しさ

――マンスリーファンディングを行うにあたって難しかったことなどありますか
川越:色々な方に支援をお願いすることに慣れていないので、寄付をお願いすることは一番大変な作業でした。活動に興味のない人に寄付を頼むのは、人間関係が壊れるのではないかという不安がありましたが、お願いの文章を工夫して送ることで、結果的に多くの人から応援していただけるようなアプローチをすることができたと実感しています。

ねこを通した、人の幸せも考えていく

――今後の活動の展望などを教えていただけますでしょうか
川越:色々やりたいことはたくさんありますが、当分は今やっていることを大きくしていき、ねこの譲渡数や保護数を増やしていきたいと考えています。今回マンスリーファンディングを行ったように、私達の活動には資金的な問題もあります。特に人件費などの運営費には寄付金が集まりにくいと感じています。しかし、私達の活動は人を雇わないと回りません。この状況を解決するため、行政や財団から色々な支援を得るために、まずはNPO法人化を目指して頑張っていきたいです。
 また、「人の幸せ」に焦点を当てた活動として、高齢者に対する譲渡というような新しい譲渡の形を開拓していきたいと思っています。偶然話していた人が飼っているねこが元保護ねこだったということが多くあります。そのような共通項から人と人との繋がりがどんどん増えていくような活動をしていきたいです。

最後まで折れずに走り抜けられた

――伴走支援の感想を教えてください
川越:私が本業との掛け持ちであったため、最初は毎日のように活動報告記事の準備をして広報発信するのは不可能だと思い、正直とても無理を言ってくるなと思っていました(笑)でも、実際に走り出してからは本当に増田さんが一生懸命に伴走支援をしてくださいました。他のメンバーの勉強にもなり、お願いしてよかったなと思っています。最後まで心が折れずにできたのは、増田さんのおかげだと思います。

――今後伴走支援を活用したい団体に対して一言お願いします
川越:伴走支援をしてもらうのは、立ち上げて間もない団体がファンドレイジングを勉強するにはとても良い機会でした。「クラウドファンディングをやってみたいけれどどうしたら良いのかわからない」といった方たちには、手取り足取り親切に教えてくださるのでとてもおすすめです。


伴走支援者の声

改めましてこの度は、団体さま初めてのマンスリーファンディング実施において伴走支援をご活用いただき、ありがとうございました。

広報チームの体制構築からサードゴール達成までご一緒することができ、今でも感慨深い気持ちでいっぱいです。

今回のマンスリーファンディングでは、団体さまの強みであるTwitterと広報チームの方々の個人SNSも動かしながらキャンペーン情報を粘り強く発信してくださったこと、個別の支援依頼のお声がけをこつこつ進めてくださったこと、初の試みであるライブ配信イベントや団体内部の顔や想いの見える内容に拘ってコンテンツ作りできたことが、多くの方々へ届いた理由だと思っています。

そして何より、日頃の団体さまの活動への努力の賜物であると頭が下がる想いです。
CATS WELCAREさまの「ネコのしあわせ、ヒトのしあわせ」を生み出す活動が、今後もより一層大きくなっていくことを心から願っております!

伴走支援者との裏話

インタビューの後、今回CATSWELCAREネコ福祉協会様の伴走支援を担当した、Syncableファンドレイザー増田より、伴走中に抱いた疑問などを川越様にお答えいただきました。

増田:本当にマンスリーファンディング、お疲れさまでした。今回一緒に走らせていただいている中で、当初はやることが多く、先ほども団体様の規模的にもサポーターが集まるのかと懐疑的だったと仰っていましたが、キャンペーンをやっていく中で、気持ちが変わってきたきっかけやポイントなどはどのあたりだったんでしょうか?

川越:とりあえず、内部のスタッフを巻き込むことになって、参加するメンバ―が決定した時点でやるしかないと決心しました。始めたら最後までやり切るしかないという気持ちで、寄付のお願いもがんばることができました。

増田:寄付の募り方に関しては、他のメンバーの方も難しいしどうすればいいのかわからないと仰ってましたよね。今回のキャンペーンを実施する中で、こういう風に募っていけばいいんだなという感覚は持てましたか?

川越:やっぱりそれは相手によりますね。ねこ関係で繋がっている人に対する声掛けは比較的容易ですが、それ以外の人たちに対しては難しいです。私たちの活動は人道支援などと比べてしまうと「あなたがねこ好きなだけでしょ」と思われてしまうことがあります。ですので、ねこ以外の共通項を持つ人へのアプローチの仕方はまだまだ難しいです。逆に、もっとねこ好きと繋がるにはどうすればいいか、ということも考えていきたいと思いました。

増田:CATSWELCAREネコ福祉協会さんのメンバーさんは、みなさん本業の傍ら活動を行っていますよね。それぞれの本業を活かして活動を行っていることが素敵です。川越さんの、レオ君を救いたいという医療従事者としての目線だったり、本業がデザイナーである中西さんが今回のキャンペーンのサムネイルを作成していたりと、様々な分野の方がねこを共通項として集まって、これからもシナジーが生まれていくといいですね。

川越:そうですね、高齢者譲渡のように、今後はねこを介した人の幸せにも力を入れていくと思います。活動を考えていくにあたって、色々なアイデアが膨らんでいくと良いなと思っています。

弊社ファンドレイザーに相談してみませんか?

弊社ファンドレイザーによる伴走支援に興味のある方は、まずはお話だけでも聞いてみませんか。

ファンドレイザーによる無料の相談会も随時行っており、寄付キャンペーンを立ち上げてみたいがイマイチやり方がわからない、よりたくさんの支援を集めるにはどうすればいいのか?など、様々な疑問にお答えします。

興味のある方はぜひお問い合わせください。

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