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NPO法人みやっこベース様│マンスリーファンディング事例

Syncableには弊社ファンドレイザーによる、マンスリーファンディングやクラウドファンディングといった寄付キャンペーンの伴走支援サービスがございます。寄付キャンペーンの立ち上げ準備から公開、キャンペーン期間中により多くの支援者を集めるために、各団体様をサポートさせていただいております。

今回インタビューをさせていただいたのは、NPO法人みやっこベースの皆さんです。「未来のはじまりを、共に創る」を新たな理念に掲げて再スタートをするタイミングで、子どもたちの学びを支えるマンスリーサポーターを集めるために弊社の伴走支援を活用していただきました。

https://syncable.biz/campaign/1885/

達成金額:毎月115,580円(年1,386,960円)
支援者数:125人

NPO法人みやっこベース 概要
子ども・若者の成長の場と機会を地域社会と共に創り提供し、
地元への愛着を深めつつ社会の担い手としての成長を促すことで、
若者が主体的に社会参画することができる地域社会の実現に寄与することを目的とし、岩手県宮古市で活動を続けている。
今年で設立9年目。

インタビューを受けていただいたのは、理事長の早川様です。

――まずは、マンスリーファンディングお疲れさまでした。当初の予定では100人を目標としていましたが、最終的に125人の継続寄付者が集まっていますが、どのように感じていますか
早川:
割とぎりぎりの進行で、高村さん(弊社担当ファンドレイザー)にも迷惑をかけました。(笑)
 団体内でのビジョンやミッションを再定義するタイミングでもあり、それと並行しての作業だったので割とバタバタしてしまいました。しかし、それはそれで良い機会だったと思いますし、再スタートを切ることを発信できたというのも良いタイミングになったかなと思います。

マンスリーファンディングは"地元を思い出してもらう良い機会"になった

――序盤で既に40%ほど達成していたようですね
早川:
OBOGや、もともと関係のあった方が最初の方に登録してくれたので、かなり励みになりました。
 寄付キャンペーンをシェアしてくれたり、コメントをくれたりといった形で応援してくれた人も多かったです。宮古を離れている方々には地元を思い出してもらう機会になって良かったと思います。

――今年で団体の設立9年目、東日本大震災から10年が経過した節目の年ですが、団体の理念を再定義した背景にはどのようなことがあったのですか
早川:
みやっこベースは震災から1年半くらいのタイミングで作った団体です。当時は震災をきっかけにした感覚が強かったんですけど、現在は当時と状況も変わっているし、活動を進める中で領域が広がり、新たな課題も見つかってきています。
 そこで、震災をきっかけとしつつも地域の課題を改めてフラットに捉え直して、震災後の活動を含めた自分たちの強みや専門性をちゃんとビジョンやミッションに直結させようと思いました。より普遍的にというか、ずっと地域の活動を続けていくにあたって、より明確にさせようとしました。

准認定ファンドレイザーのOGが活動に参加

――今回マンスリーファンディングを一緒に行ったスタッフの島越様は、准認定ファンドレイザーの資格を取得したようですね。団体様のOGのようですが、かつての参加者が団体を手伝っていることに関してどう思いますか
早川:
はい。事前に高村さんのアドバイスをいただきながら取得したようです。
 島越は団体の活動1年目のOGなんです。そこから繋がりを持ち続けてくれていて、今年の4月から広報担当としてリモートで副業で関わり始めてくれました。島越がいたおかげで、マンスリーファンディングを成功させることができました。
 OGが活動に参加してくれることは、素晴らしいことですよね。団体のこともわかっていて、とても心強いです。

――今回はどうしてSyncableを使用したのでしょうか
早川:
そもそもSyncableに登録した理由は、知人の紹介でした。そこから年単位で打ち合わせを重ねていて、やっとマンスリーファンディングを立ち上げたという感じです。ビジョンやミッションを再定義して、という団体内の動きも明確になりつつあったので、このタイミングで立ち上げようかなと。

支援者一人ひとりと関係を築いていく必要がある

――今回のマンスリーファンディングで難しかった点や苦労した点はありますか
早川:
クラウドファンディング自体は以前に挑戦したことがあって、仕組みはなんとなく理解していたつもりでした。しかし、継続寄付を集めることはハードルがとても高く、難しいなと実感しました。単発でお祭り的にやるだけではなくて、ちゃんと活動を理解してもらって応援してもらえるような発信をする必要があるし、支援者一人ひとりと関係を築いていかないといけないし、ハードルを感じて大変でした。一方で、そのハードルを越えて支援してくださった方々は本当に貴重で、ありがたいなと思います。
 あとは、継続寄付はなかなか一般市民には浸透していないことも難しかったです。ソーシャルセクターには割となじみがありますが、うちの団体は地域の課題解決に向けた団体なので、直接のステークホルダーになりうる人は市民の方です。そういう方たちにとって継続寄付の支援や応援はハードルが高いと思うので、今後市民を巻き込んでいくには継続した取り組みが必要だなと思いました。
 今後の課題として、活動報告の発信に加え、「みんなと一緒に未来を作っています」というメッセージを伝えていきたいと思っています。それは、プレッシャーでありつつも楽しみでもありますね。

宮古市の子どもたちの未来を切り開く

――今回集まった寄付金は、どのように使用されていくのでしょうか
早川:
今までは、目の前の課題に対して行動を起こしてきたという団体です。それを改めて体系的に、一つ一つのことをしっかり足場を固めて行っていくには、継続的な財源が必要なので、その一部に使用したいと思います。あとは、新しいプログラムを作っていく時や、それを考える人々の人件費としても使っていきたいです。
 いずれにしても、子どもたちの未来を切り開くための教育プログラムや機会を作るために使っていきたいです。

Syncableのファンドレイザーには”チーム”として関わってもらった

――今回の伴走支援はいかがでしたか?
早川:
とてもありがたかったです。辛抱強く伴走支援をしていただきました。親身になってくれるのはもちろんですが、”チーム”という意味合いで関わっていただいて、一緒に同じ方向をむいていてくれたんだなというのを強く感じます。とても支えになって、だからこそしっかりやりきらなきゃというところもありました。

――今後のSyncableの活用予定を教えてください。
早川:
継続寄付も単発寄付もそれぞれいただいているので、キャンペーンではない形で、引き続き寄付募集のプラットフォームとして使っていきます。決済機能も、団体独自だと持てないことも多いですし。

――今後、Syncableに搭載されてほしい機能がありましたら教えてください。
早川:
応援コメントの返信などのやり取りがもっと見やすいと良いなと思います。また、この人が支援しているということが分かりやすいと、地域の中で応援の連鎖が起こりやすくなるのではないでしょうか。
 あとは、若干テキストが書きづらいことがあったり、動作が不安定なところがあったので、そのあたりが強化されるとありがたいです。
 でも、途中でクレジットカードの対応種類が拡充されたのはありがたかったです。

仲間を増やし、前に進むためのファンドレイジング

――今後マンスリーファンディングを立ち上げたい団体に向けて一言メッセージをお願いします。
早川:
きちんとしたタイミングに立ち上げるのであれば、良い機会になるかと思います。継続寄付者は仲間感の強いものになってくるし、”遠くに行きたければみんなで”のようなことわざもあるとおり、単なる寄付集めではなく、活動をより一層前に進める意思や気持ちがあれば、とてもいいきっかけになるんじゃないかなと思います。私たちは、結果的にそうなれたと思います。
 あとは、団体内部のコンセンサスや繋がりも強くなります。ただの寄付募集という名目でしたらあまりお薦めはしませんが、発信しつつ前に進めたいという団体にはすごくお勧めです。

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弊社ファンドレイザーによる伴走支援に興味のある方は、まずはお話だけも聞いてみませんか。

ファンドレイザーによる無料の相談会も随時行っており、寄付キャンペーンを立ち上げてみたいがイマイチやり方がわからない、よりたくさんの支援を集めるにはどうすればいいのか?など、様々な疑問にお答えします。

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