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ロジカルシンキング/ライティング講座で気付いた「伝え方の伸びしろ」

これまで弊社シニアコンサルタントの先輩によるインターン生向けの研修で、ロジカル・シンキング/ライティングについて学んできました。

ロジカル・シンキング/ライティングの研修を通して、ロジカルに考えて伝えるということは、お堅い言葉で伝えるわけではなく、伝える相手が理解しやすいように伝えることだということが分かりました。そう捉えることで、それまでよりも日常のやりとりに少しずつ気を遣うようになりました。

また自分の伝え方がこれまで全くロジックを無視していたことや、日本語の曖昧さに頼った口調、書き方であったと気がつきました。

書籍“入門 考える技術・書く技術--日本人のロジカルシンキング実践法”について

そこで、研修で教えていただいた本を読むことで、ロジカル・ライティングのHow toについてより深く学んでみました。ここから読んだ本について紹介します。

教えてもらった本は「入門 考える技術・書く技術--日本人のロジカルシンキング実践法」です。

何かを伝えるときに、何も考えずにいきなり伝えてはいけません。ロジカル・ピラミッドを使うことで、「一番伝えたいこと」「その理由」…などを整理することができます。

ロジカル・ピラミッドとは、ロジカル・ツリーよりも各階層の意味を意識しながら作っていくようなフレームワークです。

ピラミッドを3ステップを整理し、1つの注意点に気をつけることで、今日からロジカル人間を目指せるようになります。

①OPQを整理
②主メッセージを考える
③主メッセージの補足を考える
注意点:「しりてが」接続詞は使うべからず

①まず読み手のOPQを整理します。
O:Objective:読み手が目指している望ましい状況
P:Problem:Objectiveとのギャップ。解決すべき問題
Q:Question:Pに直面した読み手がその解決に向けて抱く疑問

②次に、主メッセージを決めます。
主メッセージは読み手の疑問に対する答えであるため、一つに絞り込む必要があります。1つに絞ることで「明快かつ強力に相手を印象づける」ため、もし2つある場合は別の文書に分けるべきです。

③主メッセージの説得力や具体性を持たせるために、補足を加えます。
OPQのQuestionで聞かれている内容によって、何を補足として加えるか変わってきます。疑問がWHYの場合は理由、根拠、事例などです。疑問がHOWの場合は、具体策、行動ステップ、行動上の重要ポイントなどです。

※注意点:「しりてが」接続詞は使うべからず
「〜〜し、」「〜〜り、」「〜〜て、」「〜〜が、」は、伝えようとしている意図を曖昧にしてしまいます。英語に置き換えると「and」や「but」の両方の意味で使えてしまうため、文章全体をふわっとさせてしまいます。どんな接続詞を使いたいのか意識しながら、安易に文章を繋げてしまわないように気をつけましょう。

目指せ業務効率アップ

さて、話を研修のことに戻しましょう。これまでロジカル・シンキングについての内容が多かったです。

しかし、今後はもう少し広範囲な内容を研修で取り扱っていただけるとのことで、これまで以上にワクワクしてきました。

研修のシラバスを見てみましょう。

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デジタルファンドレイジング研修のテーマ

①ロジカル・シンキング
②ロジカル・ライティング
③デジタルマーケティング・デジタルPR
④ファンドレイジング(寄付の募り方)

各回、コンセプトから具体的な方法論まで学ぶことができそうです。そのため、日々の自分の業務効率やアウトプットのクオリティを向上できそうです。

大学の授業と同じですが、研修で学ぶだけでは効果は薄いと思います。研修を入り口として、より広く深く学んでいくこと、そして実際の業務で実践してみることが身につけるためには大切になってくるでしょう。

これから積極的にメンバーと一緒に学び、切磋琢磨していく機会にしたいと思います。